【青楼オペラ】ネタバレ感想＆あらすじと本作の魅力をご紹介

こんにちは、まこです。

今回は、【青楼オペラ】をご紹介します。

【青楼オペラ】 はベツコミ（小学館）の2015年2月号～から連載されていた、コミックスも 全１２巻 で完結済みの作品です。

江戸時代の吉原を舞台にした物語です。恋愛マンガのドキドキだけではなく、ある事件の犯人を見つけていくミステリー要素も入ったオススメ恋愛マンガです。

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作者の 桜小路 かのこ（さくらこうじ かのこ） 先生について

第45回小学館新人コミック大賞入選し、2000年別冊少女コミック4月5日号に 『ライブがはねたら』 が掲載されデビューしています。

【青楼オペラ 】 の魅力について

・大人恋愛の王道で、恋愛したくなる！

・恋愛だけでなく、サスペンス要素もあって、ストーリーがおもしろい！！

・ 惣右助 がかっこいい！！！沢山キュンキュンします！

【青楼オペラ 】 あらすじ

主人公・永倉 朱音 (ながくら あかね)は吉原の門の前にいました。

案内人に「この大門をくぐったら　余程運がよくない限り　二度と外には出られないかもいれないよ・・・」と助言をもらいますが、朱音の決意は固く自ら一歩を踏み出しました。

朱音は実は武家出身ですが、両親を目の前で何者かに殺されてしまい、その結果、家も取り潰しにあっていました。朱音は、吉原で頂点を極める太夫になれば、情報が集まりやすくなり両親を殺した犯人の手がかりがつかめるのではと考え、自ら吉原へ売られにきていました。

１５歳と吉原に入るには既に歳がいっている朱音ではありますが、武家出身でひと通り芸事が身についている事、器量がいいことより、吉原で5本の指に入る大見世・曙楼（あけぼのろう）で働くことになりました。

曙楼に行き、楼主よりお職の朝明野花魁 に面倒をみてもらうよう言われた朱音。

朝明野花魁に会い、あまりの美しさに驚きながらも

「花魁　よろしゅうお願い申します・・・・・・！」

そう頭を下げた朱音に対して、 朝明野花魁は・・・

「お断りじゃ」

沢山の妹を抱える朝明野花魁はどこの馬の骨元知れぬ素人の面倒は見たくないと言い放ちます。

「・・・骨だって　磨けば光る象牙だってあるものを・・・」

つい心の声がでてしまう朱音。

その発言を聞いた 朝明野花魁 より 「そんなら試してやりんしょう　おまえ今から表に出て　客をひっかけてきなんし」と無理難題を突き付けられます。

できなければ面倒を見る話はないと言われ、腹をくくり、着替えもせずに急いで外に客を捕まえにでる朱音でした。

何とか客を捕まえようとしますが、馬鹿にする人か、危ない人しかおらず、途方に暮れる朱音・・・歩いているとフト稲荷でお参りをするある男と出会います。

その男は朱音を見るなり、すぐに吉原に売られてきたと気づき何故か敵意の眼差しを向けられます。その眼差しが頭から離れず、嫌な気持ちを残したまま見世に帰ってきた朱音。

客を連れて帰る事の出来なかった朱音に対し、朝明野花魁 は「おまえの客が見えないよ？」と嫌味を言われる始末。。。。

これからどうしようかと悩んでいると、、、 朱音の客だと、稲荷で会った男が曙楼にやってきました。

その男は大札差(高利貸し）の近江屋の若旦那惣右助 ( そうすけ)でした。

しかも、座敷には上がらず、身請けしたいと申し出ました。

身請けされてしまうと目的を達成させることができないと

「その話　お断り　致します！」とハッキリと 惣右助 に伝えた朱音。

ですが、そもそも朱音はまだ見習いで身請けできる身分にありません。

その為、身請けできる女郎になるまでの約2年間、惣右助は朱音の馴染みになることになります。

また、約束通り客を連れてきたということで、 朝明野花魁 の妹としてお世話してもらう事になり、 朱音は「茜」として曙楼で働くことが決まりました。

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稲荷で会った時は敵意の眼差しだったのに、なぜ身請けしたいなんて言い出したのでしょうか？

惣右助の目的は！？

また、朱音の目的、両親殺しの犯人は見つかるのでしょうか？？

朱音と惣右助の恋愛だけでなく、犯人探しも楽しめるオススメ作品です！！

ぜひ読んでみてください！

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【青楼オペラ】 の感想（ネタバレ含む）

やや長編作なのに、話の展開が面白く、先が気になって気になって・・・・あっという間に読み切ってしまいます！

何よりも惣右助が非常に魅力的です！！！！

最初はただのボンボンで沢山のお金を使って遊び歩いて、つかみどころのない男・・・という感じですが、読み進めていくと、自身のことは二の次で朱音を守ることを優先してくれちゃうカッコよさや、実は遊郭にいる自身の姉を探しているという正義感あふれる人柄で、どんどん惹きこまれていきます。

私のグッときたシーンとしては、

朱音の父親に賄賂疑惑があったという情報を耳にした朱音が取り乱していると「おまえは　おまえの中の父親を信じていればいい」と 惣右助 が言うシーンがあります。

心を取り乱しているときに、こんな言ってほしい言葉を言ってくれるなんてかっこいいなぁと思いキュンキュンしました！！

両想いになった後は、甘すぎでちょっと読んでいて恥ずかしいシーンもあります(笑)

また、朱音の両親の犯人探しもかなりミステリアスな展開で進んでいきます。遊郭の同僚が殺されてしまったり、朱音自身も危ない目に遭ったり・・・読み進めていくとどんどん核心に迫っていく感じはゾクゾクしながらも楽しんで読めました。

本作はミステリー要素もしっかり描かれているのに、恋愛部分もしっかりキュンキュンできちゃうオススメ作品です！最後の伏線回収もとっても楽しいです！！

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