こんにちは、まこです。
今回は「これは経費では落ちません~経理部の森若さん~」をご紹介します。
「これで経費は落ちません」は元々2016年5月から集英社オレンジ文庫より刊行されているライト文芸(ライトノベルと一般文芸の中間にあるエンターテインメント小説)ですが、20017年11月より集英社Cookieにて漫画化もされている作品です。
2019年7月からは NHK総合テレビ「ドラマ10」にてテレビドラマ化 もされているので知っている方も多いのでは?と思います。
「これは経費では落ちません~経理部の森若さん~」 は天天コーポレーションという会社の経理部を舞台に日々持ち込まれる領収書から問題や問題につながる芽を見つけ出し、解決していくーという謎解きと主人公 森若沙名子と同僚山田太陽とのオフィスラブの2つ話が同時並行で進んでいきます。
会社でよくある問題に「あるあるー」と共感しながら、オフィスラブでキュンキュンできちゃうオススメ作品です。
経理部という身近な設定且つ身近な問題が話のメインとなっているので、あっという間に話に入って感情移入しちゃう楽しめちゃうよー!
作者は 原作 青木 祐子先生・作画 森 こさち先生
原作者である青木祐子先生は「ぼくのズーマー」が集英社主催の2002年度ノベル大賞で「ぼくのズーマー」が入選。2003年「ソード・ソウル 〜遥かな白い城の姫〜」で文庫デビューを果たしたティーンエイジャーを対象とした小説を書く小説家です。
作画森こさち先生は本作以外では発表されている漫画作品はないようなので、この作品が初漫画作品と思われます。
おすすめポイント
・舞台がある会社の経理部という身近な設定の為、あっという間に話に入っていける
・短編なのに、話が途切れないので、感情移入し続けて読めちゃう!
・太陽さんの明るくてまっすぐで気が遣えて・・・身近にいそうでいない人物設定がさらに感情移入に拍車をかけます
隙間時間や忙しい合間に読んでも、スッと内容が入ってくるし、短編のため時間のない人もストレスなく読み進められる作品ですよー
あらすじ
これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~の舞台はとある会社の経理部
主人公 森若沙名子(もりわか さなこ)は27歳で、中堅の石鹸会社「天天コーポレーション」の経理部社員です。
「イーブン」という言葉を愛し、日々目を光らせ厳しく冷静に仕事をしていて、
「ほんっと スキが ないよなぁ」・・・と他の社員から言われてしまう始末。
家でもスケジュール通りこなし、すべての用事を済ませたらお気に入りのDVDをみることを趣味としています。
すべて計画的に物事を進めていく事をモットーとして、いわゆる、お堅い人間です。
もちろん彼氏も27年間いたことがありません。
そんな 沙名子 が所属する経理部には日々、領収書が持ち込まれます。
その領収書から社内の問題や社員同士のトラブルを見つけ解決し、「イーブン」にしていくという短編ストーリーです。
沙名子 さんの恋の相手は 山田太陽
山田太陽(やまだ たいよう)は沙名子より一つ年下で同じ天天コーポレーション営業部のエースです。
締め日の定時過ぎに領収書を持ってきて、調子よく処理を頼んできて、処理せざるを得なくなるような頼み方をしてくる憎めない性格です。
沙名子はそんな太陽から休日に急にメールが届きます。
沙名子は自分の時間を邪魔されるのを避けるため、経理部の人間以外には連絡先を教えていません。
メールの内容は仕事のことでしたが、メールが来たことに驚きます。
週が明けて、会社で沙名子は太陽に「携帯には連絡しないでくださいね」と念を押します。
慌てる太陽から、お酒に酔った勢いでメールしたという事が発覚します。
太陽は沙名子のことが気になってて、メールする口実を作ってたんだなと。
太陽は素直ですよねー。
お詫びにと太陽は出張先のお土産を渡します。
お土産を受け取り「いってらっしゃい がんばってね」と言って自分の仕事に戻ろうとする沙名子
太陽は沙名子が仕事に戻ろうとする腕をつかんで、
「俺パラカフェ絶対成功させるんで!! 見てて下さい!」と言って仕事に向かいました。
急に腕をつかまれて、宣言されても・・・沙名子はキョトンです。
ですが、そこからなぜか太陽のことが気になっていく沙名子。
太陽に思いを寄せるライバルの存在が気になって仕方なかったり・・・・
太陽からはお食事のお誘いがあって、ドキドキしたり・・・
「イーブン」をモットーとする恋愛初心者の沙名子がイーブンにならない恋愛をどのように自身の生活に取り入れていくのでしょうか・・・??
「これは経費では落ちません~経理部の森若さん~」 を読んだ感想(ネタバレ含む)
恋愛で短編ものってあるのかな?というのが読む前の感想でしたが、謎解き(問題解決?)と沙名子と太陽の恋愛模様二つの軸が平行して進んでいくので途切れることなく、世界観にもしっかりと入っていける作品だなと思います。
しかもこの漫画のすごいところは登場人物が多いのに、疲れないこと!!
登場人物が多すぎるのって疲れませんか(笑)?
私は過去、登場人物の漫画は読んではみるものの脱落してきました。。。
登場人物が多いと、全員を覚えられず、読みながら前のページや前の巻に戻って誰だっけ?と探しては、本編に戻る—–を繰り返しながら読んでいきます。で、結局、途中で脱落してきました。
「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~ 」は問題やトラブルの度に登場人物が増えていきますが、毎回主人公の周辺人物がメインになること。会社員でのあるある(ありそう)なトラブルとなっていること。から、スッと頭の中に入ってきます。
その回毎に、登場人物の人となりや会社の背景などが丁寧に描かれているのでより理解を深めながら読める!!というのがすごいです!!
また、沙名子の恋のお相手の太陽は明るくて真っすぐ、 恋愛初心者の沙名子さんにペースを合わせてくれるすっごい優しくて男らしい魅力的な人間です!こんな人に好かれるのが羨ましくなってしまいます。
太陽は身近にいそうでいないというタイプなので、ついこんな恋愛したいなと重ね合わせちゃいます。
私個人的にはもう少し沙名子さんと太陽さんの二人の恋愛模様の割合を増やしてほしいなと感じていますが・・・今は沙名子と太陽シーンが出てくるのを楽しみにしながら読んでいます。
会社にお勤め経験のある方なら、恋愛のキュンキュン部分と合わせて会社員あるあるも楽しめるので、ぜひ読んでみてくださいね!
https://dokusho-ojikan.jp/series_list/series_id=128332?ref=search_authors_result
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