こんにちはまこです。
本日は【下弦の月】をご紹介します。
下弦の月は月刊誌りぼんで1998年4月~1999年6月号に掲載されていた全3巻の作品です。
2004年には『下弦の月〜ラスト・クォーター』のタイトルで映画化までされています。
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作者・矢沢 あい(やざわ あい)先生について
矢沢あい先生です。
「天使なんかじゃない」「NANA-ナナー」の作者でもあるので、ご存じの方も多いのではと思います。
絵がとっても綺麗・かわいくて、おしゃれなファッションというのも有名ですよね。
【下弦の月】 の魅力について
・ミステリアスな内容で先が全く読めず、ドキドキしっぱなしで、飽きない!!
・構成がすばらい!!! 最後まで読み終わったときの、伏線の回収がすごく、涙なくしては読めません!!!
・全3巻なのに内容が濃すぎてさすが矢沢あい先生の作品という感じで、ぜひ読んでいただきたい作品です。
予約した美容院に行くと 必ず矢沢あいの漫画が用意されている。
— 釈英璃 仏教×アート×学び (@shaku_eiri) June 13, 2020
スタッフにオススメされて毎回読んでいる。
本日は、「下弦の月」読了。
感性も、言葉も、構成もすごすぎる
何より絵がおしゃれでかわいい、20年以上前とは、、、矢沢あいすごい。。。 pic.twitter.com/sUJahNZlAk
「下弦の月」を読み終えた。この漫画は22年持ち続けてたけど、仕舞い込んでいたので最後に読んだのはいつだろう。でも今日、初めて、この漫画の意味が分かった。当時はただ「不思議な話だ」と謎が残る感じだったけど、”月の19年のサイクル”に基づいた話だったとは!矢沢あいさん、やっぱりすごい!!
— さる (@monkey_koala) January 31, 2020
twitterでも内容の魅力についてのコメント多数でした!
恋愛マンガ読み飽きたなぁと思われている方にはぜひ!!心に深く深く残る作品になると思います!
泣きたい時や心が寂しくなったときにおすすめの作品です!!!
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【下弦の月 】 あらすじ
美月とアダムの出会い
主人公 望月美月 (もちづき みづき)は高校2年生の今時のギャルで、オシャレな女子高生です。
美月は家族と折り合いが悪く、さらに最近、彼氏が親友と浮気をしていたことが分かったばかり。
何もかもに嫌気がさして夜中の街を彷徨っていると・・・
ギターで切ない音を奏でるアダムと出会います。
行くところがない美月はアダムが日本滞在中に住んでいるというお屋敷に連れて行ってもらい、一緒に暮らす事にしました。
何もかもに嫌気がさしているときに、出会ったアダムに美月は救われましたよね。
楽しく暮らしていましたが、
ある時ちょっとした喧嘩から、アダムが屋敷に帰ってこなくなってしまいました。
・・・・・
不安に押しつぶされそうになりながら何日も屋敷でアダムを待ち続ける美月
・・・・
すると、突然
美月に電話がかかってきます。
!!!!
それはアダムからの別れの電話でした。
やっと連絡が取れたと思ったのに・・・・なんで別れ話・・・
悲しくて涙がこぼれてしまう美月に、
「泣かないで美月 君を連れて行きたくなる」と言うアダム
「じゃあ連れてってよ!!」
美月は叫びます。
・・・・
「最初に会った場所で夜明けまで待ってる もしも来てくれたら・・・・・・ 一緒に行こう」
・・・・プッ
急に言われ、どうしていいか戸惑う美月。
ですが、既に夜の今は夜明けまで時間がありません。
迷ってる暇はない。
アダムについていく事を決め、急いでアダムと出会った場所に向かいます。
待ち合わせ場所についた美月。
アダムを探しても見当たらず、不安になる美月
すると・・・・
横断歩道の先にアダムを見つけました
アダムに向かって走りだす美月
ですが、走り出したところで美月は事故に遭ってしまいます。
やっとアダムに会えたのに・・・美月は大丈夫なのでしょうか?。
美月と蛍の出会い
同じ頃、飼い猫を探して事故に遭い入院していた小学生の白石蛍(しらいし ほたる)は“柵しかない場所で佇む美しい女性と出会う”という夢をみていました。
その後、蛍は無事退院し、復学しますが、放課後はまだ見つかっていない飼い猫を探す毎日を過ごしていました。
ある日、 廃墟となっている屋敷に飼い猫らしき猫が入っていくのを見つけます。
一緒にいた友人に引き留められながらも、廃墟に入り猫を探そうとする蛍。
恐る恐る廃墟に入ろうとすると・・・
廃墟に探検に来ていた男子同級生に急に声をかけられ、一緒に廃墟に入ってくれることになりました。
廃墟の中で猫を探していると・・・
蛍はピアノの音がすることに気が付きます。
「誰かいる」と蛍は言いますが、
同級生達はは何も聞こえないといいます。
最初はなんでみんなにピアノの音が聞こえないんだろうと不思議に思っていた蛍ですが、
大きな音も聞こえない様子の同級生をみて、徐々に恐怖が襲ってきます。
蛍は不安になりながらも、屋敷の中を探していると、
・・・・
そこには夢の中で出会った美しい女性がいました。
!!!
その女性も蛍のことを覚えていて、話の盛り上がる美しい女性と蛍
同級生は誰もいない方に向かって話している蛍に恐怖を覚えます。
え?同級生にはこの女性が見えていないの・・・???どういうこと???
ですが、蛍のかぶっている帽子をその女性が持ち上げた時、
同級生は本当にそこに誰かがいることを確信します!!!!
誰かがいることを確信した同級生達は蛍を通訳としてその女性とコミュニケーションを取ろうと試みます。
蛍が言うに、
その女性はアダムという彼氏がいたこと以外は自分の名前も含めてすべて覚えておらず、
自分自身の顔もわからないといいます。
しかも、
その女性はアダムという彼氏のことをとても心配していて、
「アダムに会いたい」と言っていると蛍を通じて知ります。
その女性曰く、アダムを探しに家から出ようとすると家の中に戻されてしまって、
外に出ることができないらしいのです。。。。
蛍たちはその女性に「イブ」という名前を付けて、みんなで「イブ」を助けようと決心します。
”アダムとイブ”からとって「イブ」という名前をつけたようですよ
蛍とイブの関係は?イブの希望は果たされるのか?アダムは今どこにいるのか?
謎が謎を読んでいくとってもおすすめの作品です!
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【下弦の月】 の感想(ネタバレ含む)
矢沢あい先生の作品「天使なんかじゃない」や「ご近所物語」等を読んできた私としては、当時雰囲気の違う作品にとても驚きました!
ミステリアスな内容からスタートしていたため、恐怖が先行してしまうシーンも多々ありましたが、最後まで読むと 張り巡らされた伏線の回収にさすが矢沢あい先生と感じた作品でした。
何度読んでも新しい発見があり、より理解の深まる内容になっています。
そして何度読んでも涙なくては読めない。本当に読めません。。。。
月の周期によって起こった幻想的な世界観によって、同じ時代に生きていない人々が交わっていく・・・それぞれの時で生きてきた&生きている人々が相手を強く想い、相手の幸せを叶えるため、みんながゴールに向かって突き進んでいきます。
それぞれの思いが深く強く表現されていて、涙なしには絶対読めない!(←何度も言いますが・・・)と言い切れるほどの名作です。
張り巡らされた伏線の回収をした後も、物語の先を考え、みんなの幸せを願ってしまいます。よくある恋愛ストーリーとは違う感動を与えてくれる作品です。
よくある恋愛ストーリーとは一癖も二癖も異なる内容で、ちょっと違う毛色の恋愛マンガ読みたいななんて人にもおすすめです!!何度読んでも楽しめるとってもオススメ作品ですよ。
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