こんにちはまこです。
今回は 美術予備校を舞台にした青春ラブストーリー 「セキララにキス」をご紹介したいと思います。
「セキララにキス」は月刊誌デザートに2015年6月号 ~2019年7月号で連載されていて、コミックスも全9巻で完結している作品です。
作者は 芥文絵(あくた ふみえ) 先生
作者は芥文絵(あくた ふみえ)先生です。
2011年「私の愛する河野さん」(つぼみVol.12 芳文社)でデビュー。
新書館の百合アンソロジー「ひらり、」Vol.9に掲載された「妹ができました」で2012年GLコミック大賞準グランプリを受賞。
オススメポイント
・こんな青春時代が過ごしたい!と思わせてくれる。
・夢に向かって全力で頑張る主人公たちに、感情移入してしまい、世界観にドップリ漬かれます!
仕事に嫌気が差していたり、スッキリしないときに読むと、また頑張ろうと思わせてくれる作品ですよー
!
あらすじ
千歳と樹の出会い
主人公の南条千歳(なんじょう ちとせ)は普通の女子高生です。
実家は多国籍料理店を営んでおり、千歳は店の一角で趣味の手作り雑貨を作って販売しています。
千歳は過去のトラウマから、誰からも嫌われないように学校でも家でも日々自身の振る舞いや表情を取り繕い仮面をかぶって生活しています。
「ありのままで愛される人間と努力してやっと認められる人間 その差はなんだろう」
仮面をかぶって生活することで、日々自身の立ち位置のバランスをみている千歳の生活は息苦しくないのかな?と心配になってしまいます。
そんな事を思いながらある日、エスカレーターに乗って今日の夕飯のメニューを考えていると・・・
「・・・ねぇ 撮られてるよ」
前に乗っている人に声をかけられ気づくと、なんと下に乗っている人に千歳はスカートの中を盗撮されていました。
盗撮犯が無事つかまり、 犯人が連れていかれるのを見ながら、千歳はなぜか助けてくれた人の”目”が忘れられず、お礼を言う事を口実に急いで追いかけます。
千歳は自分にないものをその人の目から感じたようです。。。
千歳の決意
追いかけて入ったところは美術大学を目指す人が通う美術予備校でした。
その人が樹(いつき)という名前であること。その美術予備校に通っていることを知った千歳。
「こんな場所があるんだ・・・・」
美術予備校というところがある事を初めて知った千歳は樹に予備校の案内してもらう事にしました。
案内をしてもらう中で完璧だったはずの仮面を樹に見透かされてしまい、勝手にイラつく千歳。
千歳はこれ以上樹と一緒にいると自分が自分でなくなりそうと気づき、そのまま家に帰ってしまいます。
周りを気にせず自分の思いにまっすぐ生きてる人たちを見て、自分にはしたくてもできない羨ましさに気づいたのかな・・・
夜、公園で自身の事を考えこむ千歳。
樹に会う事で自分自身に何もないことを見せつけられたように感じて思い悩んでいました。
そこに樹が千歳の忘れ物を渡しにきました。
そこで、つい素のままで接してしまう千歳は樹と言い合いになります。
その中で千歳は、自由に生きている樹のことが好きになっている自分に気づきます。
そんな樹には今の自分ではダメで、ありのままの自分でぶつかっていく必要があると決意をします。
これから千歳はどのように自身の殻を破っていくのか?樹とはどうなるのか??
ぜひ読んでみてください!!
「セキララにキス」を読んだ感想(ネタバレ含みます)
まずこんな青春時代を過ごしたい!と思わせてくれる漫画です。
美術予備校に通うキラキラした生徒たちがとても魅力的で夢に向かって突き進むすばらしさにすっかり感情移入してしまい、あっという間に読めてしまう作品でした。
千歳は樹に近づく目的で入会した美術専門学校でしたが、徐々に自身の夢を叶える場となっていきます。美術専門学校に通うことで、自身のトラウマを乗り越え、また自分に素直に進んでいく千歳がとっても魅力的でした。
樹も最初はかなりツンツンですが、実はツンデレタイプという意外な一面も徐々にでてくるので、その辺も見どころかなとおもいます。
兎にも角にも、夢をもって生きていくことは素晴らしいなと思えて、私自身も何か欲しい(笑)と思っちゃいました。
読み終わった後は人間的な成長と夢を叶えた達成感でとっても気持ちよくなれる満足度の高い作品でした!!
ぜひ読んでみてください
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